日本を象徴する花といえば、春を彩る「桜」ではないでしょうか。
季節によってたくさんの花がありますが、桜はとても印象深い花ですよね。
それに、桜は日本の国花ですしね。
ところで、桜にはこんな雑学があるのを知っていますか?
この雑学を知ることで、花見の席などで、ちょっとした話のネタにすることができますよ。
雑学1:桜の語源
桜(さくら)という名はなぜついたのでしょうか?
諸説あるようですが、日本らしいものをご紹介します。
桜が開花する季節はズバリ春。気候がだんだんと暖かくなってくる季節です。
暖かくなってくると、昔の人は農業の準備をはじめます。
昔の人にとっては、春の到来は農作物を作り、商売繁盛やおいしいご飯が食べれるので、ありがたい季節だったんですね。
そんな桜の花には神様が宿っていると信じられてきました。
その神の名を「サ神」様として、暖かくなりサ神様が降りてくると、桜が咲くと考えられていたようです。
桜には、サ神様が宿っている「みくら(御座)」があるとされていたことから、さくらとなったわけですね。
雑学2:桜の花言葉
そんな桜の花言葉は、「精神美」「優美な女性」「純潔」です。
美しさや華々しさが連想される言葉ばかりで、人々が桜を見て感じる印象に近いものがあるでしょう。
雑学3:ソメイヨシノはクローン?
桜の中でも有名なのは「ソメイヨシノ」かと思います。
そんなソメイヨシノは、品種改良作られ、人の手による接木や挿し木で増やされた全て同じDNAを持つクローン桜だと知っていましたか?
同じ遺伝子を持っているため、同じ条件下になれば一斉に咲くのだそう。
だから、バッと咲いて、バッと散るイメージがあるんですね。
それにしても桜は日本人のシンボルとされているだけに、密接な関係にありますよね。
雑学4:昔は桜より梅だった
四季のはじまりである春には桜が連想されますし、日本人は桜が大好き。
毎年、 テレビでも桜が満開になる日を予想していますよね。
それだけではなく、旧日本軍の軍歌には桜を用いた歌詞もあるのだとか。
そう、昔から日本人は桜を大切にしているのです。
ですが奈良時代くらい昔になると桜はあまり重要視されていなかったようです。
昔はお花見といえば桜ではなく梅だったそうです。
雑学5:桜を広めたのは徳川吉宗?
では、いつから花見イコール桜となったのか。定かではありませんが、一説には桜の花見を広めたのは徳川吉宗のようです。
つまり江戸時代になりようやく花見で桜を見るようになったのですね。
ただし桜自体が縁起の良いものと思われていたかというと、そうではないみたい。
どちらかというと江戸時代には縁起の悪いものだったようです。
それは結婚式などでも同じ。
桜の花はすぐに散ってしまいますよね。そして散った後には花びらの色もすぐに変わってしまうので、「すぐ心変わりする」という意味合いから結婚式などを行う場合も桜の季節は避けたのだそうです。
桜に関していくつもの説がありますが、今では私たちと切ってもきれない花です。
さいごに
いかがでしたか?桜の雑学。
桜は国花なのに、昔は梅の方が好まれていました。
でも、春にいっせいに花開く桜を見ると、純粋に綺麗ですよね。
桜の神様であるサ神様も、とても綺麗な方であるのだと思っています。
今回は、「「桜のトリビア」知って得する5つの雑学」についてご紹介いたしました。